【小学3年生~中学3年生向け】基礎体力底上げトレーニング教室 [浜松市中央区山下町143]
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基礎体力底上げトレーニング教室 [浜松市]

【浜松】小学生サッカーの保護者必見!アジリティテストで分かる本当の運動能力とは?

「うちの子、練習では速いのに試合だと動き出しが遅い気がする」
そんな保護者の声を多く聞きます。

実は、それ――**“走る速さ”ではなく、“アジリティ(俊敏性)”**に関係しているかもしれません。
本記事では、早稲田大学などの研究やリザルトの実践データをもとに、
「アジリティを測る意義」と「成長期の子どもに今必要な能力」を詳しく解説します。

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🧠 アジリティとは何か? ― “見る→判断→動く”を一瞬で行う力

アジリティは、単なる「スピード」ではなく、
外部刺激に反応して正確に動く能力を意味します。

Sheppard & Young(2006)
「アジリティとは、刺激に反応し、素早く効率的に方向転換・停止・加速を行う能力」

サッカーでは相手の動きを見て反応する場面が多く、
「足が速い=強い」ではなく、“判断して動く速さ”こそが競技力を左右するのです。

コチラの記事で詳しく解説しております!


🔬 研究で分かったこと①

「上手い選手ほどアジリティが高い」

伊藤大永・内藤雄斗(2025)『ユース女子サッカー選手における敏捷性、方向転換能力、競技レベルの関係』Football Science, Vol.22.

高校女子サッカー部28名(1軍13名・2軍15名)を対象に測定した結果、
1軍選手はリアクティブシャトルテスト(反応型アジリティ)およびプロアジリティテストの結果が有意に優れていました。

また、リアクティブアジリティは筋力や跳躍力との相関が低く、
「認知・判断・動作の連携能力」こそがパフォーマンスを分ける要素であることが確認されています。

つまり、試合中に素早く状況を見て判断できる子が“強い選手”になるのです。
足が速いのは武器だけど、直線が速いだけでは勿体無いです。素早く切り返す能力も大切です!
ただ、その能力は年齢によって…

女子サッカーの競技力の差についてはコチラの記事から!


🧩 研究で分かったこと②

「成長期の段階で伸びる能力は違う」

伊藤大永・内藤雄斗(2024)『発育期男子サッカー選手におけるリアクティブシャトルテストのパフォーマンスを決定する因子』早稲田大学スポーツ科学研究科 実践報告.

この研究では、小学生〜高校生年代を対象にアジリティ能力を測定・分析。
結果、低学年(成長期前)は神経系の発達が著しく、反応スピードや判断能力が伸びやすい一方で、
高学年(成長期突入後)は筋力やパワーの要素がアジリティに強く関係することが明らかになりました。

✅ 小学生〜中1:神経発達期 → 反応系トレーニングが効果的
✅ 中2〜高3:筋発達期 → パワー・方向転換力を強化する段階

つまり、小学生のうちに「判断+反応」を育てることで、
中学生になったときに“動作スピード”が自然と伸びやすくなるのです。


成長期について詳しく書いた記事はコチラ


🏃‍♂️ 研究で分かったこと③

「スプリント練習よりもアジリティ練習の方が成長期の効果が高い」

青木ら(2021)『高校男子サッカー選手におけるアジリティおよび跳躍能力の競技水準別比較』

この研究では、レギュラー選手と非レギュラー選手を比較した結果、
直線スプリントよりも方向転換能力(COD)が競技力に影響していることが示されています。

つまり:「足の速さより、切り返しの速さ」が勝敗を分ける。

サッカーに限らず、バスケットやテニスなど“反応の速さ”が勝負を左右するスポーツでは共通の傾向です。
リザルトでは、この能力に着目しトレーニングをプログラム・指導を行っております。


📈 成長期にアジリティ測定を行う意味

成長期の子どもは、身長・筋肉・神経の発達が著しく、個人差が非常に大きい時期。
同じ学年でも、「成長スパート期(PHV)」の進行度合いで運動能力は全く異なります。

**JFAフィジカルプロジェクト(2023)**によれば、
PHV前後の時期に応じてトレーニング内容を調整することで、
ケガの予防と運動能力向上の両立が可能とされています。

そのため、**定期的なアジリティ測定+成長期評価(PHV測定)**を行うことは、
「今、何を伸ばすべきか」を正確に把握し、無理のない育成計画を立てる上で非常に重要です。

11/3(月・祝)フィジカル測定会では、成長期の測定も行います!気になる方は、下記リンクよりお申し込み!

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💪 保護者ができるサポート

1️⃣ 「速さ」ではなく「反応力」に注目
 → 練習を見守る際も、「動き出し」や「判断の速さ」を褒める。

2️⃣ トレーニング後の回復を意識
 → 成長期は疲労が溜まりやすい。睡眠と栄養を確保することで伸びしろが変わる。

3️⃣ 測定を定期的に受ける
 → 成長スピードに合わせたアドバイスで“無理のない成長”を支援。


🏫 リザルトのアジリティ測定・教室紹介(浜松)

浜松市の【パフォーマンスアップチーム リザルト】では、
アジリティ測定を通して、成長期の発達段階に応じた指導を行っています。

  • 📊 フィジカル測定(リアクティブシャトル・10yardスプリント・ジャンプ)
  • 🧠 成長スパート期(PHV)の推定評価
  • 🏃‍♂️ 測定データをもとに個別トレーニングを処方
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✨ まとめ|アジリティは「才能」ではなく「育てられる能力」

アジリティは、生まれつきではなく「正しい時期に正しい練習をすれば誰でも伸ばせる能力」です。
特に成長期は“神経の黄金期”。
今、正しい方向でトレーニングを始めることで、未来の競技力は大きく変わります。

「走り出しが遅い」「反応が鈍い」
そんな悩みを、測定から改善へ変えていきましょう。


🔖 参考文献(引用)

  1. 伊藤大永・内藤雄斗(2025)「ユース女子サッカー選手における敏捷性、方向転換能力、競技レベルの関係」Football Science, Vol.22.
  2. 伊藤大永・内藤雄斗(2024)「発育期男子サッカー選手におけるリアクティブシャトルテストのパフォーマンスを決定する因子」 実践報告.
  3. 青木らほか(2021)「高校男子サッカー選手におけるアジリティおよび跳躍能力の競技水準別比較」
  4. Sheppard, J. M., & Young, W. B. (2006). Agility literature review: Classifications, training and testing. Journal of Sports Sciences, 24(9), 919–932.
  5. 日本サッカー協会(2023)「JFAフィジカルプロジェクト モニタリング」https://www.jfa.jp/coach/physical_project/
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