はじめまして!ないとうコーチです!
パフォーマンスアップチームリザルトは…
『将来のトップアスリートを育成する』
を目標に、浜松市を中心に子どもの基礎体力
( アジリティ / 筋力 / 瞬発力 / ジャンプ力 / 体幹 / 足を速く )を向上させる活動を行っています!
ご依頼に応じて、出張トレーニングなども行っております!
ブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は以前もご紹介した「筋トレすると成長が止まる?」をより深掘りしていきます。
やはり多くの保護者はお子さんのためにコチラをかなり気になされているようです。私もコーチ以外の仕事をしていたら非常に気にして、子どものうちは「トレーニング」という言葉を敬遠していたかもしれません。
昨今では、公園で遊びたくても遊べない子供が増えてきました。トレーニングはそんな子ども達に効率的に運動機能を向上させる手段になると私自身は感じております。
トレーニングにより成長が阻害されるかどうかは、ご覧いただいてる方がこの記事を読み終わった後にご判断していただけると幸いです。(参考資料など利用いたしております。気になる方はそちらもご覧ください)
身長が伸びるとは、骨が成長するということになります。では、この骨の成長に関わるものとはなんでしょうか…
骨の成長速度は成長ホルモンによって決まる(1)と言われています。成長ホルモンが分泌されている思春期の終わりまでは、骨端軟骨で軟骨細胞が絶えず産生されて骨が伸びますが、骨端軟骨の厚さはほとんど一定に保たれます。
思春期が始まると、成長ホルモンが性ホルモンとともに作用し、思春期急成長機を迎えます。
思春期の終わりになると、性ホルモンの影響と成長ホルモンの分泌低下によって骨端軟骨の軟骨細胞は急速に不活性になり、軟骨生の成長版は骨に置き換わって長軸方向の成長が止まります。
成長ホルモンとは…物質の合成を刺激するアナボリック・ホルモンで、筋細胞の増殖と肥大、エネルギー源となる脂肪酸・血糖の上昇、グリコーゲンの維持などの働きをしています。(2)
成長ホルモンの分泌は、成人で1日に7〜8回ほどのピークがあり、特に入眠後1時間くらいの時に、大きなピークが起こると言われています。
成長ホルモンの分泌は深い眠りの時にピークを迎えると言われています。健全な成長のために目標は8時間以上の睡眠時間を確保しましょう。深い睡眠に入ることが、成長だけでなく疲労回復などにおいても大切です。
成長には食事が欠かせません。どれだけ睡眠時間があったとしても、体を作る栄養素(材料)は必須です。必須アミノ酸や必須微量ミネラルなど様々な栄養を多く摂ることができないと成長にはつながりません。お菓子などを控え、肉や魚類、野菜、炭水化物(米など)を摂ることを心がけましょう。
レジスタンストレーニング(腕立て伏せやスクワットなど)を行うことで、成長ホルモン濃度の著しい上昇が起きます。
定期的にレジスタンストレーニングを行うことで子どもの成長に好ましい影響を及ぼすことはほぼ間違いないと言われています。しかし、遺伝的限界を超える効果をもたらすこともないとも言われています。(3)
骨が伸びることが、身長が伸びることにつながります。骨を伸ばすためには、成長期の時期になるべく多くの成長ホルモンを分泌することが重要と言われています!
多くの成長ホルモンを分泌するには..
・睡眠
・食事
・トレーニング
上記の三つが欠かせません。迷信ですが、トレーニングをすると身長が伸びないという情報が正しいと思われがちな昨今ですが、トレーニングをすることで成長に対し良い影響(成長ホルモンの分泌や骨密度の向上など)があることは”ほぼ間違いありません”。
迷信としてある、トレーニングをすると身長が伸びない、成長を阻害する…
誤った方法、無資格者によるトレーニング指導などで行われると悲しい結果を呼んでしまうかもしれません。
しかし、近くに有資格者のコーチ・トレーナーがいるのであればトレーニングをした方がお子さんにとって、身長だけでなく無限の可能性を伸ばす力になることは”ほぼ間違えないでしょう”。
参考資料
(1)からだの構造と機能 西村書店
(2)運動生理学の基礎と発展 星雲社
(3)NSCA JAPAN 子どものためのレジスタンストレーニングより